うれしい成分たっぷり。美容にいいはちみつはどれ?

はちみつ美容が髪・肌のアンチエイジングにいい理由

雑誌「ハルメク」

はちみつには、200~300種類ものビタミンやミネラルなどの栄養成分が含まれているといわれています。今回ははちみつの成分や消費期限、どのはちみつが美容目的にいいのかなどの、はちみつの基本情報を解説します。

【目次】
  1. はちみつに秘められたアンチエイジング効果
  2. Q&Aで知る「はちみつの基本」
  3. 100%天然の「純粋」を選びましょう

はちみつに秘められたアンチエイジング効果

「はちみつが体にいいことはわかっていても、その理由は知らない人が多いのでは?」

こう話すのは、はちみつの専門家を養成する「日本はちみつマイスター協会」代表理事の平野のり子さんです。平野さんによれば、近年、科学的な分析が進み、はちみつには200~300種類もの栄養成分が含まれていることがわかってきたといいます。

下の表にあるのは、そのほんの一部。主成分である糖の他にも、体に有用な有機酸、抗菌作用を持つ酵素、代謝を促して体を作るビタミンやミネラル、さらに肌や髪の材料となるアミノ酸、体を守るポリフェノールなど多種多様な栄養成分が含まれています。

はちみつに含まれるさまざまな栄養成分
[糖] グルコース、フルクトース、マルトースなど
[有機酸] グルコン酸、クエン酸など
[酵素] ジアスターゼ、α-グルコシダーゼ、ホスファターゼなど
[ビタミン] ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなど
[ミネラル] ナトリウム、リン、鉄、カルシウム、カリウム、亜鉛など
[アミノ酸] バリン、ロイシン、イソロイシン、アスパラギン酸、グルタミン酸、プロリン、グリシンなど
[ポリフェノール] カフェ酸、フェルラ酸、ケンフェロール、クリシン、ケルセチン、p-クマル酸、p-ヒドロキシ安息香酸、バニリン酸など

さらに、「はちみつには高い浸透力と保湿力があり、肌に塗るだけで美容効果が得られます。食べるだけではもったいない!」と平野さん。はちみつを肌に塗るとベタベタするのでは、と思われるかもしれませんが、「水分でのばして使えば、ベタつきはほとんど気にならず、むしろしっとりした肌になる」といいます。

「はちみつの主成分であるブドウ糖と果糖には、そのまま細胞や血液に吸収される高い浸透性があります。ですから化粧水や乳液と混ぜて肌につけると、すーっとしみ込み、美肌成分と潤いを肌の奥深くに届けてくれるんです。さらに、はちみつは水分の蒸発を防ぐ保護膜となって、乾燥や紫外線から肌を守ります」

もう一つ注目すべきは、優れた殺菌作用。はちみつには、水分を吸収して過酸化水素という物質を発生させる性質があります。この過酸化水素は消毒薬にも使われる殺菌成分で、「肌に常在する善玉菌は傷つけず、毛穴に詰まった悪玉菌だけをやっつけてくれる」といいます。

スキンケアはもちろん、ヘアケアにもはちみつを使っている平野さんは、「頭皮の毛穴がすっきりして髪にハリが出てきたのを実感している」と話します。
 

Q&Aで知る「はちみつの基本」

はちみつ美容

Q  はちみつを肌や髪につけたらベタベタするのでは?

A  どろっとしたはちみつを肌や髪に使うことに、「ベタベタしそうでイヤ」と抵抗感を持つ方もいるでしょう。しかし、はちみつには優れた浸透力があります。水分を加えることで浸透力はより高まるので、化粧水や水、シャンプーなどとよく混ぜ合わせて使うことがポイント。試してみれば、心地よく肌になじむ感じがわかるでしょう。

Q  高価なはちみつでないと効果はないの?

A  スーパーなどで手軽に買えるはちみつは、容器に「純粋」とあっても、何の植物の蜜かまでは表示されていないものが多いようです。こうしたはちみつでもスキンケアに加えれば、しっとり感は得られます。ただ、加熱加工などで栄養成分が損なわれている場合があるので、より高い効果を期待するなら、非加熱で産地や植物の表示がされているものをおすすめします。たとえ高価でも肌に合わない場合があるため、必ずパッチテストで確かめてください。

Q  はちみつの賞味期限は?

A  市販のはちみつには賞味期限は約2年と表示されているのが一般的ですが、これはあくまでおいしく食べるための期限。はちみつは殺菌力が高いため、腐ることはありません。ナショナルジオグラフィック誌(1913年9月号)には、エジプトのピラミッドから発見されたはちみつが腐っていなかったという記事も。ただ、開封後はふたをきちんと閉めないと、風味が落ちます。

Q  どうやって保存したらいい?

A  はちみつは直射日光と湿度が苦手。風通しがよく、日の当たらない冷暗所で保存を。開封後は、空気中の水分をはちみつに触れさせないように容器を密閉することが大事です。

Q  白く固まってしまったらどうしたらいい?

A  白い固まりは、保存温度が下がり、ブドウ糖が結晶化したもの。そのまま食べても問題ありませんし、スクラブとして角質ケアに使ってもいいでしょう。液状に戻したい場合は、使う分だけ器に入れ45~50℃のお湯でゆっくり温めましょう。栄養成分を損なわないために、お湯は60℃を超えないようにしてください。
 

100%天然の「純粋」を選びましょう

はちみつのパワーを最大限に利用するには、混じり気のない「純粋はちみつ」がおすすめです。必ずラベルや成分表示を確認して選びましょう。

純粋
天然はちみつ100%で加工を一切していないもの。「天然」「ピュア」と表示されていることも。

加糖
天然はちみつを60%以上含み、水あめなどを加えたもの。成分表示に「はちみつ、水あめ」などと記載されています。

精製
はちみつの香りや色を取り除いたもの。ビタミンやミネラルなどが失われています。ラベルに「精製」と表示されています。


平野さんイチオシのはちみつはこちら!

マヌカハニー

マヌカハニー MGO100+

250g  3672円(税込)
ニュージーランドに自生するマヌカの白い花から採れるはちみつ。強力な薬効があります。はちみつの中でもナンバーワンの抗菌作用を生かして、パックやクリームにぜひ。ハルメク通販で購入できます。
 

生シドルハニー

生シドルハニー
140g  4860円(税込)
アラビア地域に生育するナツメ属の木・シドルに野生のミツバチが作った巣から収穫するはちみつ。栄養豊富で特にビタミンCが普通のはちみつの3倍以上。美容効果に優れています。お問い合わせ:ユーラシア・トレーディング ☎ 052-835-2324

【後編はこちら】

はちみつを用いた美容アイテムの作り方を紹介
「はちみつ美容で髪・肌のアンチエイジングを|作り方編」

 

 

平野のり子さん
日本はちみつマイスター協会 代表理事。「はちみつマイスター」を養成する「一般社団法人 日本はちみつマイスター協会」の講師として、テイスティング講座やはちみつ美容講座を開催。セミナーやメディアでもはちみつの素晴らしさを伝えている。『はちみつ美肌メソッド』(河出書房新社刊)を監修。


取材・文=五十嵐香奈(編集部) イラストレーション=川野郁代
※この記事は、「ハルメク」2017年6月号健康特集に掲載した記事を再編集しています。
 

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創刊22年目、50代以上の女性誌売り上げNo.1の生活実用情報誌。前向きに明るく生きるために、本当に価値がある情報をお届けします。健康、料理、おしゃれ、お金、著名人のインタビューなど、幅広い情報が満載。年間定期購読誌で自宅に直接配送します。https://magazine.halmek.co.jp/

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