
自分の尿モレタイプはどれ?
たまに尿モレがあっても、だましだまし過ごされている方も多いのでは? けれど一口に尿モレと言っても症状によってタイプはさまざま。そこで自身の尿モレのタイプがわかる簡易診断チャートをご紹介!
公開日:2025年05月09日
通信制 山本ふみこさんのエッセー講座第10期第1回
随筆家の山本ふみこさんを講師に迎えて開催するハルメクの通信制エッセー講座。第10期が始まりました。1回目のテーマは「アップル」。武田裕子さんの作品「りんご」と山本さんの講評です。
ここ数年の私の成長は目に見えてスゴイ。
タテに一本筋が入ったならば、そう! あのシックスパックよ。(まあ今は三段腹だけど)
昔、母のお腹がどんどんせり出すのを不思議に思っていたけれど、自分がそうなるのは更に不思議で、私の中の20代の娘心がポカンと口を開けてあきれている。ごめんね、私。
そう言えば、若い頃に誰かが言っていたっけ。
「白人は桃で、アジア人はりんご。桃は本当に美しいけれど、その美しさは永くはもたず、一方りんごのピカピカした美しさは長持ちして、だからアジア人は若く見られるのだ」
とは言え、りんごも時がたてば変色してしぼんで見るかげも無くなるのは仕方のない事で、鏡の中の私はもうあの日の私ではないのだ。
……あの日っていつ?
思い返せば、10年くらい前から私の興味は「心の年令と実年令は同じなのか?」ということ。正直自分の心が何歳なのかは今もわかっていない(もちろん誕生日は知ってますとも! ちゃんちゃんこも着たしね)。
ときどき人に「夢の中であなたは何歳ですか?」とたずねてみる。夢の中の私は、学生だったり20代だったり、せいぜい子どもがまだ赤ん坊だったころ。
少しわかったのは、私の中に赤ん坊からこれまで全ての私が居ること。未来の私にはまだ会っていないけれど、過去の私はずっとここにとどまっていて、複雑ににぎやかに私を造って壊してを繰り返し、子どもの頃想像していた物分かりの良い大人にはほど遠い。
鏡を見てガッカリする私に、20代の私が「若い私と比べるとは、ずうずうしいおばさん!」と言ってくる。あなただって、自分がお母さんのようにお腹をへこますことも出来なくなるなんて思ってもいなかったでしょうよ。ピカピカのりんごはもはや面影もないけれど、無くなった訳じゃないのヨ。ほら見て、この丸い立派なお腹。まるでりんごでしょ?
「何かほしいものはありますか?」
そう訊かれたらわたし、「ユーモアのセンス」と答えるかもしれません。
ユーモア。
ほしいと思って手に入るものではないけれど、「ユーモア、ユーモア」と日頃から自らに云い聞かせておくくらいの構えでいましょう。
そのくらいひとにとって大事なもの、そうしてこれは随筆・エッセーにおいても、おおいなる決め手となります。
武田裕子さんは、「20代のわたし」を登場させることで、ユーモアを作品に招き入れました。拍手いたします。
裕子さんの文章には少し、漢字が多かったので、いくつかひらいてみました(漢字をひらがなにする)。皆さん、よく読んで参考にしてくださいね。
時々→ ときどき
子供→ 子ども
分かる→ わかる
〜の様に→ 〜のように
全国どこでも、自宅でエッセーの書き方を学べる通信制エッセー講座。参加者は講座の受講期間の半年間、毎月1回出されるテーマについて書き、講師で随筆家の山本ふみこさんから添削やアドバイスを受けられます。
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