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フェイスラインのたるみの原因と引き締め方法をご紹介

松宮 詩依さん(東京皮膚科・形成外科)
監修者
東京皮膚科・形成外科品川院 院長
松宮詩依

公開日:2018.08.07

更新日:2022.08.13

太っていないのに2重アゴ、斜めから見たフェイスラインがもたつく、顔がむくんでいる、顎関節の辺りが凹んできた、ほうれい線の存在感が増してきた……。1つでも当てはまる人は、今後たるみによって顔がどんどん大きくなる可能性が。今すぐ対策しましょう。

フェイスラインのたるみをCheck&check!

□太っていないのに2重アゴ

□斜めから見たフェイスラインがもたついていた

□全体的に顔がむくんでいる気がする

□正面から見て、顎関節の辺りが凹んできた

□ほうれい線の存在感が増してきた

上記のひとつでも当てはまったら、フェイスラインのたるみが進行しているということ。

フェイスラインだけがたるむということはまずないので、顔も頭皮も体も、すべてがたるんでいると考えてよいでしょう。このまま自然に任せていると、たるみは加速度的に進行してしまいます。

フェイスラインのたるみの正体

イラストレーション=並河泰平
白い部分がリガメントのある場所(※イメージ)。
皮膚から骨までを貫き、アンカーの役割を果たしています

イラストレーション=並河泰平

顔には、骨・筋膜・筋肉・脂肪・皮膚をずれないように接着する、リガメントと呼ばれる組織があります。皮膚から骨まで貫いて留めるアンカーが、何本も刺さっているエリアがあると思ってください。フェイスラインにはこのアンカーが刺さっていないため、皮膚がゆるめば重力に負けて素直に脂肪が下垂しやすい構造になっています。

その結果、輪郭に締まりがなくなり、顔が肥大化してしまいます。また水分や老廃物が流れず滞っていると、むくんでよりたるみが目立ちやすくなります。たるみが進行すると、リガメントや筋肉の境目は、脂肪がせき止められたようになるため、段差が目立ってしまいます。またフェイスライン周囲の脂肪は加齢と共に肥大化することが分かっています。

では、具体的にどのように対策すればいいのでしょうか?...

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柳田美由紀

やなぎた・みゆき 大手化粧品メーカーで商品開発、宣伝PR業務を経て、独立。『プレシャス』、『婦人画報』、『美的GRAND』を始め、女性誌などで美容記事を執筆するほか、商品開発のコンサルティング、宣伝物の執筆なども手掛ける。@beauty_cosme_from_japan

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