素朴な疑問牡蠣にあたる原因は?一度あたると癖になるって本当?

公開日:2022/11/06
牡蠣にあたる原因は?
牡蠣にあたる原因は?

こんにちは! 好奇心も食欲も旺盛な50代主婦、ハルメク子です。

 

牡蠣がおいしい季節になると、スーパーで加熱用の牡蠣を買ってきて牡蠣フライや牡蠣鍋などを楽しむ我が家ですが、どうしても生食用の牡蠣を食べるのが怖いと思ってしまいます……。

 

牡蠣にあたったって話もよく聞くし、一度あたると癖になるとも聞いたことがあるわ。実際、牡蠣にあたる人と大丈夫な人がいるのはなぜなのでしょう? 気になったので、調べてみました!

 

牡蠣にあたる原因は主に4つ

牡蠣にあたる原因は主に4つ

牡蠣にあたる原因は主に4つあります。ノロウイルス、腸炎ビブリオなどの感染症は免疫力に左右されるため、生活習慣や体調不良が原因となることがあります。

 

まずは、牡蠣にあたる4つの原因について詳しくご紹介します。

 

ノロウイルス

ノロウイルスが蓄積されている牡蠣を食べることによって、38度前後の高熱、激しい嘔吐下痢、胃もたれ、悪寒などの症状が出ます。

 

食後12時間後ほどで症状が出て、1~2日継続しますが、遅いと2日ほど経過してから症状が出る場合もあるため油断できないのが特徴です。

 

便の中に数日間~1か月ほどウイルスが存在していることもあるため、周りの人にうつさないよう注意する必要があります。

 

腸炎ビブリオ

腸炎ビブリオが付着した牡蠣を食べることによって、激しい下痢や、嘔吐、発熱などの症状が出ます。

 

食後2~3時間ほど経過したのちに症状が出始め、6~24時間潜伏します。

 

購入後の牡蠣の保存方法に問題があることが多いため、新鮮なうちに食べるのが鉄則です。また、牡蠣以外にも魚介類に付着している場合もあり、まな板の上に置いてあった魚介類から間接的にうつることもあるため注意が必要です。

 

貝毒

牡蠣が海水中の有毒なプランクトンを蓄積している場合、口内に熱を持ったような違和感が生じたり、下痢、体のしびれなどが現れたりします。

 

食後30分ほどですぐに異変が出始め、4時間ほどで治ることが多いのが特徴です。

 

貝毒は加熱によって無毒化できないため、有毒なプランクトンが発生する4~5月の牡蠣を食べないようにしましょう。貝毒が検出されると、その海域からは出荷しないよう定期的に検査が行われています。

 

アレルギー

牡蠣にもともとアレルギーをもっている場合、腹痛、嘔吐、下痢といった、食中毒と同じような症状が出ることがあります。さらに、アレルギー特有のじんましんや喉のかゆみが現れることも考えられます。

 

アレルギーの場合は発症するのが早く、食後1~2時間で症状が出ます。

 

また、アレルギーが原因だとアナフィラキシーショックを引き起こすことがあり、血圧低下や呼吸困難、意識障害などの危険性もあるため、すぐに病院へ行く必要があります。

 

一度牡蠣にあたると癖になるって本当?

一度牡蠣にあたると癖になるって本当?

牡蠣にあたったことが何度もある人は、一度あたると癖になると考えがちですが、ノロウイルスや腸炎ビブリオ、貝毒などの食あたりの場合は、癖になる可能性は低く、毎回のように食あたりのような症状が出る人は、牡蠣アレルギーである可能性が高いといえるでしょう。

 

生食用・加熱用の違いを理解することが大切

生食用・加熱用の違いを理解することが大切

牡蠣には生食用と加熱用がありますが、生食用は保健所が指定した海域で育ったものをさらに殺菌処理して出荷しています。

 

加熱用は、保健所が指定した海域以外で育ったもので、豊富な栄養やプランクトンを含んでいる海で育っているため、味が濃いのが特徴ですが、ウイルスに汚染されている可能性があります。

 

そのため、加熱用を生で食べることは絶対に避けましょう。

 

さらに、生食用でもノロウイルスに汚染されていないことが証明されているわけではないため、菌が少ないからといって油断できないということも覚えておく必要があります。

 

生牡蠣を食べるときは、体調不良や生活習慣が乱れているときを避け、体調を考慮して食べることをおすすめします。

 

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参照:健栄製薬

   KANKI

   新栄丸

   EPARK

   ウェザーニュース

ハルメク子さん
生牡蠣にあたるのは怖いけど、正しい知識を持っていれば安心ね!

イラスト:飛田冬子


 

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